ReaL(旧Passion)生へのインタビュー企画。
今回はPassion2期生の平岩 力さんにお話を伺いました。
現在の仕事内容について教えてください。
2007年4月、セプテーニ・ホールディングス人事総務部人事課に入社。新卒採用・研修等を中心に3年半を過ごし、事業会社(広告代理事業)のセプテーニへ転籍。営業を約5年間経験。後に事業会社の人材開発部門(主に中途採用領域)の立ち上げを行い、現在は中途採用および育成領域をメインに担当しています。
当時の就活の想い出をお願いします。
当時「やりたいこと」は特になく、「どこかしら自分の合うところで働こう」という考えが強かったですね。
エントリーはだいたい50社程して、内定は6社程度だったと記憶してます。
特に変わった就活はしていないですが、自分の目で見たり、聞いたりする「リアルな情報」
を大切にしていました。
就活を振り返って後悔はないのですが、欲を言えば100社~150社という「数」を受けておけばよかったですね。社会人になると、実は他社企業のことをじっくり見れる機会はあまりありません。見方を変えると、新卒社員を募集している会社は20,000社以上あると思いますが、学生一人あたりが就活期間で見れる企業数は最大でも200社くらいだと思います。つまり、20,000社から200社なので、その時点で1%くらいに絞られ、さらにその中から自分に合った企業1社にしか入社できないのが就活なので、であれば行動できるだけ行動して、自分に合った企業に出会える確率を増やすのと同時に、沢山の企業を見ることでいろんな気付きを得てほしいですね。
当時のPassion(現ReaL)の思い出は?
準硬式野球部の先輩(Passion創始者、中坪さん)の声掛けで、就職相談会を実施してくれるということで参加したのがきっかけでした。就活を終えたばかりの先輩のリアルな声が聞ける機会は本当に貴重で、すべてが新鮮で勉強になりましたね。
ならば自分も就活のリアルな声を後輩に届けたいとの思いで、中坪さんの活動を引継ぎ、同じような取り組みをやってみました。それ以降、僕の後輩も同じような取り組みを引き継いでくれ、僕の後輩の代から「Passion」を銘打った就活支援セミナーが本格的に回り始めたと記憶しています。就活を終えたばかりの4年生が後輩に就活ノウハウをレクチャーするというシステムがとても良く、教える側と教わる側の双方にとっての成長機会になります。
なので、就活を目の前にした学生はもちろん、意識の高い学生は学年問わずReaLを活用することで、自分の強み(=武器)に気付き、磨きをかけていってほしいなと思います。
当時の就職活動を振り返ってみて、どうですか?
やりたいことが明確ではなかったので、Passion創始者中坪さんの影響受けましたね。
人材業界を中心に見ていましたが、就活をしていた2006年頃は景気がよく人の流動性も高かったので、人材業界は勢いがありました。たくさんの会社の話聞くうちに、徐々に思考性がベンチャーマインドになっていき、若いうちにバシバシ働いた方が成長スピードも出世も早いなと漠然と考えていました。
今の会社に出会ったのは、成蹊大学出身者のいるネットベンチャーで、たまたまリクナビを閲覧したことがきっかけです。いざ説明会に参加してみると、「インターネット広告代理事業」という初めて触れる会社でした。仕事内容を具体的にイメージすることはできませんでしたが、業績が右肩上がりの会社で、面接官が若くてとても魅力的に映りました。選考プロセスで会う就活生も人材業界とは一味違って面白くて尖った人が多く、選考を進むうちに徐々に惹かれていきました。
人材業界も大手からベンチャーまで複数社内定をいただいたのですが、最終決断は「ヒト」と「漠然とした自分の成長性」の2軸で、納得して答えを出しました。
決断するうえで両親や友人、先輩などたくさんの人に相談しましたが、最終的に決断をするのは自分なので、時間をかけてきた自己分析を改めて突き詰めて考えました。
結果的にセプテーニグループへ入社しましたが、振り返るってみてもすごく良い決断をしたと思ってますし、自らの決断を正しいと思えるくらい、特に入社から3年くらいは我武者羅に必死にがんばってきたと思います。そしてそれができたもの、周りにいる「ヒト」にたくさん支えられたからで、「ヒト」を決断軸にしたことは間違ってなかったと思います。
入社後のキャリアについて、どう思いますか?
入社直後早速驚きだったのが、配属が人事だったということです。営業としての未来を描いていたのに人事だったのは本当に驚きましたし、正直ショックでしたね。(笑)
であれば人材業界行けばよかったと、入社直後からセンチメンタルになってました。(笑)
ただ、イメージした仕事とは全く違いましたが、学んだことはいっぱいあります。社会人としてのスタートって、「やらなければいけないこと」ばかりがある状態ですけど、それをコツコツクリアしていくうちに「できること」が増えていき、「できること」が増えていくと「やりたいこと」が見つかるということです。人事になった自分にもそれがピッタリ当てはまっていて、徐々に人事として「やりたいこと」はもちろん、目指したい像のようなものも見えてきました。
就活に置き換えると、社会人として仕事をしたことがないので「やりたいこと」がないのは当たり前です。社会人になると自ずと「やらなければいけないこと」があり、「やりたいこと」は「できること」が増えた後にいくらでも見つかると思います。
もちろん、すでに「やりたいこと」が明確でそれに向かって突き進むことも素晴らしいと思いますが、「やりたいこと」がないからといって、無理に会社に併せて「やりたいこと」を取り繕うよりも、自己分析をしっかりして「自分はこれができます。得意です。」と呼べる武器をしっかり磨いていくことが大切だと思います。
今の仕事のやりがいを教えてください。
今は人材開発というセクションで、中途採用や組織開発をメインに担当しています。なので、僕らのお客様は社員であり、社員の「幸せの最大化」がミッションです。
「幸せ」の定義は人それぞれだとは思いますけど、今のミッションを遂行するうえで重要視しているのは、「やりがい(仕事面)」「仲間(採用や配属面)」「お金(制度面)」の3点における社員満足度を高めることですね。
抽象的なミッションではありますが、今はやるべきことがたくさんあり本当に面白いです。
仕事をしているなかで大切にしていることは何でしょうか。
仕事とプライベートをあまり分けないということですかね。
ここ数年、ワークライフバランスって言葉を聞くことが増えましたけど、仕事をお金稼ぎの手段と割り切ってしまうのはちょっとつまらないなと思います。極論かもしれませんが、プロ野球選手のように、好きなことが仕事になる、ワークとライフがミックスしている状態が個人的には最も人生における幸福レベルが高いだろうなと感じます。もちろん、僕もそんな人生を送れるように色々考えてはいるんですけどね。(笑)
思い出に残る失敗談はありますか?
数え切れないほどあります。(笑)語りつくせないのでメッセージに変えちゃいますけど、失敗と成功は表裏一体なので、失敗のない先に成功はないんだと思います。就活でもそうだと思いますけど、結局最後に入社するのは1社なので、そこにたどり着くまで何度でも失敗して、最後に納得のいく会社に入社したら、それが大成功ですよね。
ReaL生に一言
まずは、自ら主体的にReaLに所属し活動しているその事実に、自信を持ってほしいと思います。就活のノウハウはもちろんですけど、ReaLでは社会で生き抜くための大切なことをたくさん教えてくれると思うので、その時点でたいぶアドバンテージですよね。
あとは、「考えるより行動しよう」ってことですかね。エントリーシートとかWebテスト対策とかももちろん重要だとは思いますけど、机に向かってる時間よりも、実際に会社に出向いて肌で感じる何かを大切にしてほしいです。
新卒・中途含め、これまでの多くの方の面接をしてきてますけど、会社のリアル情報を知らないでHPや頭の中で考えただけの言葉ってすぐに分かりますし、逆に言うと、90%くらいの人は同じような志望動機なので、聞いてて飽きちゃいますし、聞きなれてるので何とも思わないんですよね。それよりも、リアルな情報から自分の言葉でしっかり思いを語ってくれる人と働きたいなって思います。
あとさっきも言いましたけど、失敗をたくさんしてほしいと思ってます。あたって砕けろって感じで。人間の慣れってすごいので、失敗することでどんどん上達しますし、落ちることにも慣れます。(笑)
なので、○○業界しか受けません、とかは本当にもったいないと思います。自分に合う会社なんて実際見ないと分からないので、選り好みせずいろいろ見た方が絶対いいです。
そして何よりも、就活を笑顔で楽しみましょう!応援しています!
セプテーニ・ホールディングスについて
株式会社セプテーニ・ホールディングス(SEPTENI HOLDINGS CO.,LTD.)は、東京都新宿区に本社が所在するネットマーケティング事業、メディアコンテンツ事業を手がける子会社を統括する純粋持株会社。
ネットマーケティング事業はフェイスブック関連に強みを持ち、スマートフォンとソーシャルに注力している。メディアコンテンツ事業は、マンガコンテンツ関連(子会社のコミックスマートが事業運営)を中心に積極投資している。海外は米国、イギリス、シンガポール、ベトナム、韓国、中国に現地法人を設立し、本格事業展開の基盤構築を進めている。
子会社のコミックスマートは2013年12月12日から、スマートフォンおよびタブレット端末で閲覧できる連載型の新作マンガ配信サービス「GANMA!」を開始。(Wikipediaより引用)
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