恩人への想い

久しぶりの更新。

 

あっという間に残暑の季節。

書きたいことは山ほどあるのですが、走馬灯のように日々が巡っています。

 

そんな中、昨日は「恩人」との再会でした。

 

私が独立を本気で悩み悩み悩んで考えていた時に、この方が一言言ってくださった。

その方が言ってくださらなければ、今の西村はありません。

当然、ReaLも。

 

2012年2月、当時ReaLの前身Passionが、既にキャパシティーを超え、

最初の就活セミナーで189名も集まってしまいました。

(嬉しい悲鳴でした)

個別対応、一人ひとりを「育成」したいという想いからどう抜け出すか、

そんな折に、サラリーマンをやりながらPassion継続は不可能という断を頭の中では下していました。

 

当然、そんなことを考えていたのでサラリーマンとしての日々の業務は手につかず、

自分自身「決断の時期」と思いながらも、本当に独立して稼げるのか、やれるのか、

という不安に苛まれ、毎日自問自答を繰り返す日々。

 

2月上旬、チームミーティングに出ていた私は、全く集中ができず、

このままでは今の業務にも支障が出ると思い、思い切って先輩に相談しました。

当然ミーティング中なので、「社内チャット」で相談。

それでも、自分にとっては思い切った相談でした。

当時の人事が「辞めて独立するべきか」という相談を、現場に相談するのですから。

 

チャットはみるみるスピードで進みました。

その先輩は、私のことを気にしていてくださったのです。

 

そして、この一言。

 

「あなたの人生だから、やりたいことをやって良いんですよ」

 

この一言で、私は「よし、やろう!」と決断と決意をし、現在の西村が在ります。

 

そんな恩人の先輩と3年半ぶりの再会。

先輩も転職をされて、別の会社で活躍されていらっしゃいました。

 

なぜ先輩と会うことになったか。

理由は2つあります。

ひとつは、ニューヨーク赴任を終えて帰って来られたこと。

もうひとつは、FACEBOOKでお誕生日メッセージを送った時に、

お会いできますか、と提案させていただいたこと。

 

先輩は変わらず紳士で、冷静に私の目の前に現れ、

「お久しぶりです。お元気でしたか?」と手を差し伸べてくださいました。

 

なんというか、照れくさいというか、何を話そうかと考えていたことが

一気に溢れだし、お会いできたことに感謝をせねばという想いでいっぱいになりました。

 

先輩は私を気遣ってくださり、「ラーメン行きましょう」ということで、

私の大好きなラーメン屋に誘って下さいました。

 

サラリーマンの時から「気遣い」だけはできていたかな、と思っていた私ですが、

恩人である先輩には勝てたことが一度もありません。

 

このような気遣いをスマートにやりたい、何も変わらない先輩の気遣いに

またも心打たれてしまいました。

 

その後、食後にコーヒーをご馳走になり、四方山話をしているときに、

ふと聞いてみました。

 

「先輩、40代でも成長できる秘訣はなんですか?」

 

「それはね、前の日にできなかったことを今日やることだよ。それが成長」

 

毎日の積み重ねが成長であり、そんなものはいつでも変わらない、ということが

伝わって来ました。

そして、そんな忌憚ない気持ちを後輩である私に率直に伝えて下さるところ。

最後の最後まで、この姿勢を本当に見習わねばと思い、

感謝の想いをきっちり言葉に出してお別れしました。

 

皆さんは、人生の転機を迎えたとき、どなたの一言で動きましたか?

そして、その方に感謝を明確に示せていますか?

 

思っていることは「口に出す」。

 

今回、本当にお会いでき、感謝の気持ちをお伝えでき、

すっと晴れやかな気持ちになったのと同時に、「初心」に帰ることができました。

 

皆さんも、人生の転機を後押しして下った方に、しっかり会ってみてください。

そして、「あの時は有難うございました。おかげで元気に楽しくやっています」と

きっちり口で伝えてください。

 

自分の「初心」「原点」に戻れるはずです。

 

さあ、明日も頑張らねば!

 

先輩、これからもよろしくお願いいたします。