雨降って地固まる…1年半の全力ReaL生活

皆さんこんにちは!
東京ReaL6期早稲田大学4年のKです。
大学生活4年間、長いようであっという間だったな、としみじみ振り返る今日この頃です。
卒業にあたり、大学生活の総括や伝えておきたいことを、この場をお借りして述べさせていただきます。

まず、なぜ、何のために大学に入ったのかということです。
それは、私自身、「表現」について、特に演劇・ミュージカルについて学びたかったためです。中学時代から舞台観劇が趣味でしたが、高校2年生の時、『エリザベート』というミュージカルに出会いました。それまで、ミュージカルはただ楽しむもの、という認識でしたが、本作品は「死神」という概念的な役が存在するなど、ストーリーの難解さや奥深さに衝撃を受け、作品を探究することの面白さを知りました。よって演劇作品の研究をしてみたい、と思うようになりました。また、高校では生徒会に所属し、学校説明会でお話したり、部活動の部長会のトップとして学校と生徒のパイプ役になったりという経験の中、「どのようにすれば相手に上手く伝わるだろうか」と試行錯誤する日々でした。そこで、「表現」全般に興味があることに気づきました。
演劇以外の芸術についても学んでみたかったし、心理学や社会学にも関心があり、「せっかく大学に進学するのなら自分が興味あることを意欲的に学びたい」という思いもあったため、既存の学問領域にとらわれず、幅広く自由に学べる現所属学部を志望しました。

そして、大学で学んだことですが、学問としては、劇場と街の関係性について主に学びました。特に日比谷と浅草における劇場や演劇と、都市開発や街の発展との相関を調べました。
他にも、不条理演劇というものを、実演を交えて学んだり、子ども支援の講義で乳幼児の子を持つお母さま方と触れ合うボランティアに参加したり、心理学や社会学、国際法や生命倫理学まで学びました。入学前に想定した以上に、幅広く学べたと感じています。
故に、全体的な学びに関して言うと、「多様性を受け入れる寛容な見方」を学べたと思っています。デュシャンの『泉』や現代アートを知ったときには、芸術の固定観念が崩れましたし、チームで作品研究を行った際も、お互いの意見を否定せず「そのような考え方もあるのか、面白い!」というスタンスで進めてきました。また、4年間所属したミュージカルサークルでは、約80名の個性豊かなメンバーと舞台を作ってきたため、自分の中の「当たり前」だけで行動することは、もはや不可能でした。
4年間で思っていた以上の学びを得て、人間的にも大きく成長できたと感じています。

次に、このReaLに入ったきっかけをお話します。
大学3年生の8月、アルバイト先の先輩に誘われ、ReaL主催のイベントに参加したことがきっかけです。ReaL生の堂々と流暢に話す姿や熱意、積極性に惹かれました。当時、就職活動を控えていたこともあり、「キャリアについて真剣に考えたい」「ワンランク上の自分になりたい」という思いで入ゼミを決めました。

そのような中、ReaLで一番学んだことは、就活よりも主体的に「チーム」に関わり、「チーム」で乗り越えて成果を上げることです。
就職活動終了後に始まる「premium ReaL」では、最終的に、東京チームは当初の約半分である4名で活動することになりました。
結局、私は最後まで続ける決心をしましたが、サークルの公演の稽古期間と重なり、満足にReaLの活動に時間が割けるとは言えませんでした。しかし、「絶対に目標を達成し、イベントを成功させる!」という想いは強く、できる限り積極的に関わろうと決めました。
私の稽古終わりで23:00からSkype会議に出席させてもらったり、欠席回は電話で内容をシェアしてもらったりと、チームメンバーには、かなり助けられました。スケジュールはきついこともありましたが、活動自体に辛さを感じることはありませんでした。それは、チーム全員が当事者意識を持ち、「何とかやらねば!」という使命感に突き動かされる中で、「みんなが頑張っているから私も更に貢献したい」という思いに至ったためです。そこで良い循環が生まれ、チームの絆をより強固にしていったのでしょう。単なる役割分担で成り立つチームではなく、より深いところで、メンバーの気持ちが重なっていたように感じます。
チームで動くことは困難も多々ありますが、成し遂げたときの達成感は忘れられません。
最後まで続けて良かった、と改めて痛感しています。皆さん、本当にありがとうございました!

最後に、全国の大学生の皆さんへエールとして、是非、好きなことや、やってみたいと思っていたことに、全力で取り組んでみてください!
「もしかしたらできないかも」と不安になることもあるかもしれませんが、熱い想いがあるものならば、意外にも何とかやり遂げられます!
私も、大学から始めたミュージカルは、絶対手を抜きたくなかったし、就職活動も全力で行いたかったし、premium ReaLの活動もチームみんなで成功を収め、笑顔で卒業を迎えたい、という強い思いがありました。とても欲張りで、悩んだことも、泣いたこともたくさんありましたが、今では良い思い出として、そして自らの経験値として生きています。
本気で取り組めば、必ず得るものがあると思います。応援しています!

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実践型就活&キャリアデザインゼミナールReaL

実践型就活&キャリアデザインゼミナールReaLは、高校2年~大学4年を対象にコミュニケーション能力、語彙力、人間力を鍛える実践型就活&キャリアデザインゼミナール。机上の論理を学習する大学の講義形式ではなく、リアルな就業現場見学、各業界のビジネスパーソンとの勉強会、実体験に基づいた企業研究、将来のキャリアデザインを行ったうえで納得した内定取得98%の成果をあげ、11年間で900名以上の社会人を輩出している画期的なゼミナール。